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ホワイトニングができる人・できない人|代わりの方法はある?

「ホワイトニングを受けようと思っているが、人によってホワイトニングができないケースもあることを知った。自分がホワイトニングを受けられるか確認したい。どうすれば調べられるの?」そのような疑問をお持ちの方はいませんか。

患者さんが特定の病気を抱えていたり、妊娠中である場合、ホワイトニングができない対象になります。今回、ホワイトニングができない7つの理由、ホワイトニングが不可能な歯4種類、ホワイトニングの代わりに歯を白くする4つの方法を詳しく紹介します。

掲載日:2024/12/13

ホワイトニングができる人・できない人|代わりの方法はある?

ホワイトニングができない人7選

紹介する7つの理由に該当すると、ホワイトニングが難しくなってしまいます。下記にあてはまる場合、ホワイトニング以外の方法で歯を白くする必要があるかもしれません。

18歳未満の人

乳歯や生えた直後の永久歯は、ホワイトニング薬剤の影響を受けやすいと考えられています。また、18歳未満の人は基本的に歯の成長・発達の途中であるため、ホワイトニング薬剤によって歯が悪い影響を受けることが懸念されます。

ホワイトニングを受けることができる年齢は、18歳以上とされていることが多いです。お子さんの歯の黄ばみがあっても、常日頃から適切なブラッシングを行って、歯の定期健診を受けることで、歯の着色汚れなどによる黄ばみを改善するほうがよいでしょう。

参考:労働者健康安全機構 新潟労災病院

虫歯や歯周病がある人

虫歯や歯周病が進行している部分にホワイトニング薬剤が触れると、痛みが発生する可能性があります。基本的に虫歯や歯周病を事前にしっかりと治療しコントロールしてからホワイトニングを受けることになります。

知覚過敏の傾向がある人

知覚過敏とは、歯の「象牙質(ぞうげしつ)」という組織が露出するなどして、外部からの刺激を受けやすくなり、しみる症状を感じることです。知覚過敏の状態でホワイトニングを行うと、薬剤が象牙質から歯の神経に刺激を与えて鋭い痛みが生じる可能性があります。

知覚過敏の状態でのホワイトニングは難しいため、先に知覚過敏を改善させることが必要です。

使用する薬剤の濃度を下げると知覚過敏の症状が出ないケースがあるので、その際はホワイトニングを受けることが可能です。まずは歯科医院に相談しましょう。

歯にひびが入っている人

歯にひびがある場合、その部分からホワイトニング薬剤が入り込んで歯の神経を刺激し鋭い痛みが生じることがあります。

歯のひびが特に深く入っていたりすると「歯髄炎(しずいえん)」と呼ばれる歯の神経が炎症を起こす危険も出てきます。これらの理由から、歯にひびが入っている多くの場合は、ホワイトニングを受ける前に歯の修復が必要です。

無カタラーゼ症の人

過酸化水素を分解する特性を持つ「カタラーゼ」と呼ばれる酵素が体内にない人です。ホワイトニング薬剤には過酸化水素水が含まれるため、無カタラーゼ症の人はホワイトニングができません。

通常であれば、過酸化水素水は多少体内に入っても分解されるので、身体に影響が生じることはほぼありません。ですが、無カタラーゼ症の人は、過酸化水素が体内に入っても分解できず、身体に強い悪影響が生じる危険性があります。

参考:労働者健康安全機構 新潟労災病院

妊娠中・授乳中の人

妊娠中・授乳中の人の場合、ホワイトニング薬剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素の成分が、胎児・乳児に悪影響をおよぼす危険性があります。さらに、ホワイトニングに伴ってホルモンバランスが乱れる可能性があります。

ホワイトニングが胎児・乳児に対してどのような害を及ぼすかは不明瞭ですが、現時点で100%安全とは言い切れません。お子さんの危険をできる限り排除するためにも、妊娠中・授乳中はホワイトニングを控えるべきでしょう。

光線過敏症の人

光線過敏症(光線アレルギー)とは、主に日光の紫外線に反応して、皮膚に赤みやかゆみが発生する病気です。歯科医院のオフィスホワイトニングでは、ホワイトニング剤の塗布後にブルーライトを照射します。光線過敏症の場合、ブルーライト照射時にアレルギー反応が出る可能性が出てきます。

ブルーライトは紫外線そのものではありませんが、光線過敏症の人はオフィスホワイトニングで光を使用することなく治療を受けるか、ホームホワイトニングを利用したほうがよいでしょう。

ホワイトニングができない歯4選

ホワイトニングができない歯4選

ホワイトニングできない具体的な例としては、以下の4種類です。

テトラサイクリンによって変色した歯

子どもの頃に抗生物質の一つであるテトラサイクリンを服用した場合、歯の成長段階で変色し、歯を守るエナメル質の色が変わることがあります。テトラサイクリンによって変色した歯、特にグレー系の色になった歯はホワイトニング効果が得られにくくなり、ホワイトニング適応外になる可能性があります。

神経がない歯

歯の神経が虫歯や打撲で失われた場合、歯の内部から黒く変色することがあります。神経が死んで内部が変色してしまった歯を通常のホワイトニングで白くすることは難しいです。

詰め物や被せ物(人工歯)

ホワイトニング薬剤は、天然歯にのみ効果を発揮します。詰め物や被せ物、インプラント(人工歯)に関しては、ホワイトニングで白くなりません。人工歯の色を改善したい場合、新しく人工歯を作り直す必要があります。

白濁模様のある歯

歯の表面に白濁模様(白斑)の所見が見られる場合もホワイトニングをすることによる効果を得られにくいです。

ホワイトニングできない人が歯を白くする方法

ホワイトニングができなかったとしても、歯を白くする方法がないわけではありません。ホワイトニング以外の3つの方法を詳しく解説します。

虫歯などを治療してからホワイトニングを行う

虫歯や歯周病の人はホワイトニングの際に痛みが発生し得ます。ホワイトニング前に治療することが条件です。治療が終われば問題なくホワイトニングができるので、先に治療しましょう。

セラミック治療を受ける

ホワイトニングできない歯であっても、セラミック治療で歯を白くすることができます。健康な歯を削る必要があるのはデメリットですが、セラミックで作られた詰め物や被せ物は天然歯に近い色調で有効な治療法です。

歯科医院でクリーニングしてもらう

クリーニングで歯の表面にある汚れを落とすだけで歯の本来の白さを取り戻すことがある程度可能です。クリーニングは審美面の改善だけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながるため、歯科医院に足を運んでクリーニングを受けることをお勧めします。

まとめ

18歳未満の人、虫歯や歯周病がある人、知覚過敏の傾向がある人などの場合、ホワイトニングができないかもしれません。テトラサイクリン服用によって変色した歯、神経が死んで変色している歯、詰め物・被せ物(人工歯)の場合、ホワイトニングができなく、効果が得られません。

このような理由からホワイトニングは全ての人が受けられる治療法ではありません。しかし、歯を白くする方法はホワイトニング以外にもあります。

本記事を参考にし、ご自身にとって歯を白くする最善の治療法が見つかれば、嬉しい限りです!

【監修歯科医師】

総監修 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事
  • 歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加
  • 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
    [参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0
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記事提供

この記事は、株式会社メディカルネット(東証グロース上場)の提供でお届けしております。社内の歯科医師、及び、歯科衛生士、歯科技工士による監修のもと記事の作成を行っております。

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