小高寿子さん(東京都)の相談
カテゴリ:ブリッジについて
現在一般歯科に通院してますが、そこで前歯の上の歯が八重歯でかみ合わせが悪いから上の前歯を6本を直した方がいいと言われました。治療方法は、左右の2番目の歯を抜いて、右左1番目と3番目をブリッジにするというものですが、歯を抜くには非常に抵抗があるので、審美で直した方がいいと思ったのですが、どうでしょうか?
- 東高円寺歯科クリニック
- ( 東京都 杉並区 )
- 2007年01月10日20時00分
高円寺歯科クリニック
http://www.hdc-no1.com/
八重歯の程度問題がありますので、このご質問だけでは明確な回答ができませんが、ある程度想像でお話させていただきます。
確かに、3番目の歯(犬歯)が下の歯と噛み合っていなければ噛み合わせの問題が生じることが多いと思います。具体的には理想的な噛み合わせは上の犬歯と下の犬歯が咀嚼する際、お互いにすり合わせて奥歯に必要以上に負担を掛けないことで奥歯が守られ長期的に奥歯を残す。というのが一般的な理想咬合と言えるでしょう。今回のかかり付けの歯科医が2番目の歯を抜きブリッジにすることで犬歯の裏側を厚くし下の歯とのすり合わせをさせようと言うことは理論的には正解でしょう。しかしながら、リスクもあります。もし、犬歯が虫歯でもなく正常な歯でしたら、その歯を360度削らなければならないし、犬歯の内側が厚くなるので、舌感の違和感がでるかもしれません。
統計によると歯を最初に処置してからの歯の寿命は平均で40年と言われてます。犬歯が表側(唇側)に出ていれば出ている程、削る量が多くなり、削る量が多くなれば神経に近くなり歯が凍みたりする可能性が高くなります。それによって神経を抜かなければならなくなることもあります。審美的にもブリッジだけの治療でしたら限界があります。犬歯が表側に出ているのは生えてくるスペースが無いからですので、ブリッジにしても抜く2番目の歯は標準より小さくなりがちで、バランス的には満足できるか?という問題もあります。詳細が不明ですからハッキリ明言できませんが矯正という選択肢もあります。場合によっては4番目あたりの歯を抜くこともあるのですが、無駄に歯を削ることは無いか、少なくなります。もちろん矯正にもリスクがあり、治療期間が長いとか費用の点とかを考えなければなりません。
もし、ブリッジで直すとしても、まずは診断用で模型を作ってもらい、その模型でシュミレーションされたらいかがでしょうか?模型上で抜く2番目を削り、犬歯を削って実際のブリッジをワックスで作るという方法もあります。多少は実際のブリッジとは異なりますが、イメージはつかめる筈です。前歯のバランス、犬歯の厚みもある程度分かるでしょう。その場合、有料になるかもしれませんが、御自分の歯ですから最期まで納得した治療を受けられることをお勧めします。
http://www.hdc-no1.com/
八重歯の程度問題がありますので、このご質問だけでは明確な回答ができませんが、ある程度想像でお話させていただきます。
確かに、3番目の歯(犬歯)が下の歯と噛み合っていなければ噛み合わせの問題が生じることが多いと思います。具体的には理想的な噛み合わせは上の犬歯と下の犬歯が咀嚼する際、お互いにすり合わせて奥歯に必要以上に負担を掛けないことで奥歯が守られ長期的に奥歯を残す。というのが一般的な理想咬合と言えるでしょう。今回のかかり付けの歯科医が2番目の歯を抜きブリッジにすることで犬歯の裏側を厚くし下の歯とのすり合わせをさせようと言うことは理論的には正解でしょう。しかしながら、リスクもあります。もし、犬歯が虫歯でもなく正常な歯でしたら、その歯を360度削らなければならないし、犬歯の内側が厚くなるので、舌感の違和感がでるかもしれません。
統計によると歯を最初に処置してからの歯の寿命は平均で40年と言われてます。犬歯が表側(唇側)に出ていれば出ている程、削る量が多くなり、削る量が多くなれば神経に近くなり歯が凍みたりする可能性が高くなります。それによって神経を抜かなければならなくなることもあります。審美的にもブリッジだけの治療でしたら限界があります。犬歯が表側に出ているのは生えてくるスペースが無いからですので、ブリッジにしても抜く2番目の歯は標準より小さくなりがちで、バランス的には満足できるか?という問題もあります。詳細が不明ですからハッキリ明言できませんが矯正という選択肢もあります。場合によっては4番目あたりの歯を抜くこともあるのですが、無駄に歯を削ることは無いか、少なくなります。もちろん矯正にもリスクがあり、治療期間が長いとか費用の点とかを考えなければなりません。
もし、ブリッジで直すとしても、まずは診断用で模型を作ってもらい、その模型でシュミレーションされたらいかがでしょうか?模型上で抜く2番目を削り、犬歯を削って実際のブリッジをワックスで作るという方法もあります。多少は実際のブリッジとは異なりますが、イメージはつかめる筈です。前歯のバランス、犬歯の厚みもある程度分かるでしょう。その場合、有料になるかもしれませんが、御自分の歯ですから最期まで納得した治療を受けられることをお勧めします。