まねきねこさんのご質問に私の解る範囲でお答えいたします。
　麻酔の際動悸がしたとのことですのでこのことについてまず説明いたします。
　動悸の原因としては
　○心因性（恐怖心、心配など）のもの。
　○体調不良（寝不足、疲労など）
　○内科的（高血圧、心臓疾患など）なもの
　○麻酔薬の中には血管収縮剤が含有されていますので、麻酔時に
　　一時的に血圧が上がる。
　○麻酔を早く注射しすぎる。
　○今回使用した麻酔薬や血管収縮剤にたいしてアレルギーがある。
　などが考えられます。

いずれにしてもこの問題を解決することはできますが、今回治療をしないにしても、将来麻酔をして歯科治療や医科の外科治療を受けることがあると思いますので、原因を調べておく必要はあります。
　叢生や乱杭歯の治療法としては矯正や人工材料を使用した審美法（ほてつ処置）または、双法を組み合わせておこないます。ご質問の両方法のメリット、デメリットについて説明いたします。
　矯正のメリットは歯を削らなくて治療出来ることですが、デメリットとしてはケースによりますが、歯を数本抜歯することと治癒までに数年(４，５年）かかることです。また、治癒後に後戻りすることがあります。
いまは年齢に関係なく矯正は可能です。
　審美（ほてつ法治療)のメリットは短期間で治癒することですが
デメリットとしては抜歯したり歯を削ったり健康な歯でも神経を抜いたりすることです。
　もし、今回治療するのであれば信頼のおける歯科医院を受診し詳しく説明を受け納得したうえで治療してください。
　まねきねこさんが想像する治癒後の状態が違ってはいけませんので治癒後の予想模型などを提示してもらって決めてください。
　参考までに叢生の治療例を審美歯科ネットのHPの審美歯科治療についての項の歯科用語集の補綴(ほてつ）のところに掲載してありますのでご覧ください。
　解りにくいことがありましたら、再度ご質問ください。

ノグチ歯科医院　野口正興

　
　

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