回答させていただきます。まず、神経が死んでしまった歯については、差し歯にする（クラウンを被せる）事が最も歯の寿命をのばすといった事実が世界の論文的な統計で出ております。もちろんクラウンの精度は問題となりますが。ただ、ご質問の内容から察するに根管治療（歯の神経を取る治療）を歯の裏から小さい穴をあけて治療することが可能だと思われるので残存歯質量の観点から、ぜったいに差し歯にしなければならないというケースではないと思われます。
差し歯にするかどうかの前に、その歯が変色しはじめていて違和感があることから、歯の中が細菌感染していることがうかがえます。感染を早く取らないと歯を失う原因となりますので早めに根管治療だけでも受けられることをお勧めいたします。
歯の変色の治療については差し歯にする以外に1本だけ歯の内側から漂泊するという方法があります。自費の治療になりますが神経が死んだあとの変色に効果的です。全体的に少し白くということならホームホワイトニングがお勧めです。自分のペースで白さを調節できます。
以上のことから
1、まず歯の裏から見た目が変わらないように根管治療を行い歯の感染を取る。
２、その1本の変色が際立っていればまず1本だけ漂泊。
３、大体同じ白さになってさらに全体を白くしたければホームホワイトニングを行う。
４、1本だけ神経のない歯だとどうしても均一な色にはならないので、経過を見てやっぱり色が気に入らなければ差し歯にして色をあわせる。
といった感じで長い目で見て主治医の先生と相談されてはいかがでしょうか。費用的なこともからんできますのでじっくり話し合われると良いと思います。

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