ハル坊さんの相談
カテゴリ:他の治療との比較
初めまして。
左上あごの5番が縦に歯根破折しています。
ここにはメタルボンドの差し歯が乗ってました。
15年通っている医院では、抜歯して456のブリッジかインプラントの2択という見立てです。
4・6番はインレーで神経残ってますが、先生と相談して気になる事が。
6番は神経残す意向で、4番は現時点では何とも言えないとの事です。
と言いますのも、4番は明らかに見えてしまう歯なので、私としては自由診療でも白くしたいという考えです。
しかし先生は、白くするならかなり4番を削る必要があり、健康な歯を削ってまで白くするのはベストとは思えないとのこと。
さて困りました。
どうすれば良いのか分らないまま、10日後に抜歯予定なんですが・・・。
15年も他の歯科医院さんに行った事がありませんので、一度セカンドピニオンも良いかな?と思ってます。
特に審美歯科さんは専門性に特化していらっしゃると思いますので、是非ご意見をお聞きししてみたい。
1、456番を保険ブリッジ適用の場合、4番(インレー)を何割ぐらい白く残せるものなのか?
2、1は、技術で差が出る事なのか、どの歯科医さんでも同じ結果なのか?
3、自由診療ブリッジ適用の場合、4番を削るリスクはどのようなものか?
4、第一優先を4番白くという前提で、入れ歯など上記以外の治療方法が存在するのか?
以上です、よろしくお願いいたします。
- アイエスデンタルクリニック
- ( 東京都 港区 )
- 2016-04-08 12:54:00
ハル坊様初めまして!こんにちは。アイエスデンタルクリニック院長・審美歯科医 石田智子でございます。
この度は5番の抜歯に伴い、4番の処置などをお悩みとのこと、4番は笑った時や横顔を見た時によく見える場所ですから、なるべくキレイに保ちたいところですね。お気持ちお察しいたします。
まずは、今の段階で4番のインレーがどのくらいの大きさなのか によって、結果も変わってくるかと存じます。
すなわち、咬む面だけの大きさなのか、または隣の歯との間の面もメタルで覆われているのか それによって、今後の治療方法が変わるということです。
それも考慮に入れて、お話しを進めてまいります。
1、保険の3本ブリッジにした場合、4番をどのくらい白く残せるか ということですが、上記の通り、今入っているインレーを外すことが前提ですのでメタルがそれ以上の大きさになることは間違いありません。
インレーブリッジといって、歯の全周ではなくインレーの形にのみ削って入れるブリッジがありますが、そちらを入れる場合は、隣の歯と接する面も一部削る必要はありますが、全部が銀になるわけではありません。
2、インレーブリッジにする場合、確かに技術的な差は歯科医師によって多少あるかと思いますが、どちらかというと、技工士の技術によるところが大きいです。
上記の通り、今入っているインレーより大きくなるので、銀は多少見えることになるのではないかと思います。
3、自由診療のブリッジの場合、4も6も歯の全周を削ることになりますので、削る量によっては神経を取る必要が出てくる可能性があります。神経はなるべく残した方が良いので、それがリスクと言えるかと存じます。
4、1本の入れ歯ももちろん作れます。
保険の入れ歯ですと、4と6にワイヤーをかけて維持を求める形になるので、ワイヤーの分がちょっと見えてしまうのですが、保険外の入れ歯ですと、ワイヤーなどを使わずに歯肉に維持を求める形になるので、見た目には入れ歯を入れていることはほとんどわかりません。
いずれにしましても、抜歯してからブリッジをお作りする場合は傷がしっかり治ってからだと思いますので、少なくても1ヶ月はお考えになる猶予があります。
その間に、色々な歯科医院でセカンドオピニオンをいただくのも良いのではないかと思います。ハル坊様の大切な歯ですから、じっくりとお考えになって決めた方がよろしいかと存じます。
どうぞお大事になさいませ。 石田智子
この度は5番の抜歯に伴い、4番の処置などをお悩みとのこと、4番は笑った時や横顔を見た時によく見える場所ですから、なるべくキレイに保ちたいところですね。お気持ちお察しいたします。
まずは、今の段階で4番のインレーがどのくらいの大きさなのか によって、結果も変わってくるかと存じます。
すなわち、咬む面だけの大きさなのか、または隣の歯との間の面もメタルで覆われているのか それによって、今後の治療方法が変わるということです。
それも考慮に入れて、お話しを進めてまいります。
1、保険の3本ブリッジにした場合、4番をどのくらい白く残せるか ということですが、上記の通り、今入っているインレーを外すことが前提ですのでメタルがそれ以上の大きさになることは間違いありません。
インレーブリッジといって、歯の全周ではなくインレーの形にのみ削って入れるブリッジがありますが、そちらを入れる場合は、隣の歯と接する面も一部削る必要はありますが、全部が銀になるわけではありません。
2、インレーブリッジにする場合、確かに技術的な差は歯科医師によって多少あるかと思いますが、どちらかというと、技工士の技術によるところが大きいです。
上記の通り、今入っているインレーより大きくなるので、銀は多少見えることになるのではないかと思います。
3、自由診療のブリッジの場合、4も6も歯の全周を削ることになりますので、削る量によっては神経を取る必要が出てくる可能性があります。神経はなるべく残した方が良いので、それがリスクと言えるかと存じます。
4、1本の入れ歯ももちろん作れます。
保険の入れ歯ですと、4と6にワイヤーをかけて維持を求める形になるので、ワイヤーの分がちょっと見えてしまうのですが、保険外の入れ歯ですと、ワイヤーなどを使わずに歯肉に維持を求める形になるので、見た目には入れ歯を入れていることはほとんどわかりません。
いずれにしましても、抜歯してからブリッジをお作りする場合は傷がしっかり治ってからだと思いますので、少なくても1ヶ月はお考えになる猶予があります。
その間に、色々な歯科医院でセカンドオピニオンをいただくのも良いのではないかと思います。ハル坊様の大切な歯ですから、じっくりとお考えになって決めた方がよろしいかと存じます。
どうぞお大事になさいませ。 石田智子
- ハル坊(44歳 男性 自営業 )
- 2016年04月08日19時30分
石田先生、早速の御回答ありがとうございます。
インレーブリッジ・自由診療入れ歯・とても参考になりました。
やはりこちらに相談させて頂いて良かったと思っています。
セカンドピニオンの重要性を強く認識致しました。
心より御礼申し上げます。
インレーブリッジ・自由診療入れ歯・とても参考になりました。
やはりこちらに相談させて頂いて良かったと思っています。
セカンドピニオンの重要性を強く認識致しました。
心より御礼申し上げます。
- ティースアート 銀座本店
- ( 東京都 中央区 )
- 2016-04-11 11:56:00
ハル坊さん、こんにちは。
まず縦に歯根破折しているなら抜歯は必要かと思います。そうなりますとやはりブリッジかインプラントになると思います。
私はインレーブリッジはお勧めしません。ブリッジにするのであれば、やはりクラウンだと思います。
もちろん歯を削ってしまえば、神経が過敏になることや、セラミックと歯との境目が虫歯になる可能性があるなどのリスクがあります。インプラントのリスクとどちらを選択されるかになると思います。
これ以外の治療としては1本の入れ歯になると思います。
まず縦に歯根破折しているなら抜歯は必要かと思います。そうなりますとやはりブリッジかインプラントになると思います。
私はインレーブリッジはお勧めしません。ブリッジにするのであれば、やはりクラウンだと思います。
もちろん歯を削ってしまえば、神経が過敏になることや、セラミックと歯との境目が虫歯になる可能性があるなどのリスクがあります。インプラントのリスクとどちらを選択されるかになると思います。
これ以外の治療としては1本の入れ歯になると思います。