被せ物について > 素材について(神奈川県 35歳 女性 会社員のQ &A)
カテゴリ:被せ物について > 素材について
前歯と奥歯は同一質素材にしたほうがいいのでしょうか?
前歯と奥歯は同一質素材にしたほうがいいのでしょうか?
前歯1本は見栄えの良いオールセラミック、奥歯はそれほど見えないので4本をハイブリッドセラミックにしようと思っていました。しかし先日審美歯科で見てもらったところ、前歯と奥歯の素材は同一の物にしたほうが良いと言われました。前歯だけ硬いと力が集中して割れやすく、また全体的な磨耗もバランスが悪いという理由でした。
確かにその理屈も分かるのですが、同一質素材でない治療例は沢山あると思うのですが…。
説明を受けた印象は予算内に納める為の理由を無理に考えたという感じがしてなりませんでした。ちなみに説明をしたのは医師ではなく事務員でした。
他の先生のご意見はどうでしょうか?よろしくお願いいたします。
前歯1本は見栄えの良いオールセラミック、奥歯はそれほど見えないので4本をハイブリッドセラミックにしようと思っていました。しかし先日審美歯科で見てもらったところ、前歯と奥歯の素材は同一の物にしたほうが良いと言われました。前歯だけ硬いと力が集中して割れやすく、また全体的な磨耗もバランスが悪いという理由でした。
確かにその理屈も分かるのですが、同一質素材でない治療例は沢山あると思うのですが…。
説明を受けた印象は予算内に納める為の理由を無理に考えたという感じがしてなりませんでした。ちなみに説明をしたのは医師ではなく事務員でした。
他の先生のご意見はどうでしょうか?よろしくお願いいたします。
[神奈川県 35歳 女性 会社員]
被せ物について > 素材について
前歯と奥歯の素材の件ですね。確かに、同じ素材でないといけないのか?というところに疑問が残るお気持ちはお察しいたします。
結論から述べますと、どうしても前歯と奥歯の材質が同じでなければならない ということはございません。
材質を選ぶ時は、以下の点を考慮いたします。
1、かみ合わせの力 いわゆる咬合力 の度合い
あまりにも咬合力が強い場合には、オールセラミックですと割れてしまう場合があります。
この場合には、メタルボンドやジルコニアをお勧めすることもございます。
ハイブリッドの方が、咬合力の分散が出来る場合もあります。
2、かみ合う歯 つまり上を治す場合には下の歯の状態
対合歯(反対側の歯)が、天然歯の場合、オールセラミックですとかみ合わせによっては天然歯が磨り減ってしまうことがありますので、ハイブリッドをお勧めする場合もございます。
保険のメタルの詰め物や被せ物が入っている場合にも、それを考慮して材質を決めていきます。
以上の1,2は、患者様それぞれのかみ合わせによって、材質の選択が変わりますので、担当の先生にしっかり診断していただいてくださいませ。
3、患者様の好みのお色が出せるかどうか
奥歯でも、透明感のある白い歯をご希望である場合、オールセラミックが一番美しく見えると思います。白い歯と一口に申し上げても、色々なタイプがございますので、お色のご希望も考慮したいところです。
4、価格
オールセラミックとハイブリッドセラミックでは価格がかなり異なりますので、先に述べた3つの観点にプラスして考慮していく必要があります。
以上、簡単に材料の選択のポイントを述べました。
ご自身のご希望をしっかりと担当の先生にお知らせをしたうえで、専門的なご意見を参考にして材料を選択なさってくださいませ。
美しいお口元は、何よりの財産だと思います。
どうぞお大事になさいませ。
結論から述べますと、どうしても前歯と奥歯の材質が同じでなければならない ということはございません。
材質を選ぶ時は、以下の点を考慮いたします。
1、かみ合わせの力 いわゆる咬合力 の度合い
あまりにも咬合力が強い場合には、オールセラミックですと割れてしまう場合があります。
この場合には、メタルボンドやジルコニアをお勧めすることもございます。
ハイブリッドの方が、咬合力の分散が出来る場合もあります。
2、かみ合う歯 つまり上を治す場合には下の歯の状態
対合歯(反対側の歯)が、天然歯の場合、オールセラミックですとかみ合わせによっては天然歯が磨り減ってしまうことがありますので、ハイブリッドをお勧めする場合もございます。
保険のメタルの詰め物や被せ物が入っている場合にも、それを考慮して材質を決めていきます。
以上の1,2は、患者様それぞれのかみ合わせによって、材質の選択が変わりますので、担当の先生にしっかり診断していただいてくださいませ。
3、患者様の好みのお色が出せるかどうか
奥歯でも、透明感のある白い歯をご希望である場合、オールセラミックが一番美しく見えると思います。白い歯と一口に申し上げても、色々なタイプがございますので、お色のご希望も考慮したいところです。
4、価格
オールセラミックとハイブリッドセラミックでは価格がかなり異なりますので、先に述べた3つの観点にプラスして考慮していく必要があります。
以上、簡単に材料の選択のポイントを述べました。
ご自身のご希望をしっかりと担当の先生にお知らせをしたうえで、専門的なご意見を参考にして材料を選択なさってくださいませ。
美しいお口元は、何よりの財産だと思います。
どうぞお大事になさいませ。